酴ブログ/2018-11-13
ふと思い出したこと…
高校時代、文芸部に所属していて詩や随筆をたくさん書いていたことを思い出しました。詩を書くようになったのは、カール・ブッセやヘルマン・ヘッセなどのドイツの詩人の影響でした。とても懐かしく、50年以上の時を遡ったような感覚になりました。
山のあなたの空遠く
「幸」い住むと人のいふ。
噫、われひとと尋めゆきて、
涙さしぐみかへりきぬ。
山のあなたの空遠く
「幸い」住むとひとのいふ。
カール・ブッセの十代の作品で、とても奥深い人の想いが交錯した詩です。上田敏訳の「山のあなた」は、原書を意訳して短詩に纏めていますが、日本人の繊細な心情を考えてのものだと思います。また詩を描こうと思っています。明日、山里に向かいます。 合掌
コメント